9月27日
ここ10年の時間が巻き戻ったかのよう。
Picture
8月中頃に日本に戻ってから、一つのノートを用意しました。
「自分の考えている事を文字におこす」ノートです。
自分が今なに考えているのか。ある出来事が何故そうなったのか。今日のこれからの予定。...
とにかく馬鹿みたいに文字におこすのです。

ルール
・書く内容は自分が考えたことなら何でも良い。
・ありのままを書く。心にもない事は書く必要がない。
・軽い気持ちで書く。
・書く形式は問わない。
・なるべく分かりやすく書いた方が良いが、理路整然としていなくても良い。
・書く内容の善悪は問わない。
・書いているときは、何について書いているのか自分の心を探る。

と、こんな具合で書いていきます。
私の場合、自らの弱点や、やるべき課題がたくさん浮き彫りになり、最初は萎えました。
ノートに書くだけですが、なんとも不思議なことに、自分の虚偽の意識がひたすらに明文化されて行きます。
自分が自分に嘘をついてやり過ごしてきた感がありありと感じられます。マゾいです。

しかし、そこで立ち止まってはいけません。自分の心を奥底まで覗いてやるつもりでさらに自分の考えを書き出します。
こういうのは、悩みがなくて純粋な人はヘッチャラなんだろうと思いますが、私のような歪んだパーソナリティの人間は拒否反応がでます。でますが、そのなにか引っかかっているところをちゃんと目視で確認しないと、ずっと歪んだままです。この目でちゃんと見る事が大事なことです。

理想の自分像と現実の自分のギャップに苦しんでいる候、その諸悪の根源(自分の弱さ)を肯定してやりました。

・どう考えて来たのか。どう行動して来たのか。どう人と接したか。(悪い点)
・どうしてそうしたか。(その理由)
・何が原因でそうするようになったか。(きっかけ)

これらを明文化して、検証。(あー、子供の頃はこうだったなぁ的な!)
一番大事なのが、2つ目の「理由」でした。
この理由(〜だから、現在こうなっている。)のところが分かれば、それを解決するなり、直すよう心がけるだけ。
意識するだけで「おっと、私のダークサイドが出そうだった危ない危ない。」と方向修正できてきます。
この「危ない危ない」の意識が問題解決の「マスターキー」です。
問題の根っこが分かったので、全ての悩み事が容易に解釈できるようになりました。

漠然と「自分の弱さに萎え」「ここもあそこも直さなきゃー」っていう不安感がぐっと減りました。
自分の身分をわきまえたって感じでもありますが、まずは自分の弱み、強みを両方知る事が大事。
安西先生のありがたい言葉を拝借します。
「下手糞の上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目」

Copyright © 2011 mikito All Rights Reserved